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配当重視の投資してます。銘柄選定・ETFの雑感

資産運用
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 もう8年以上続けている資産運用。運用開始当初に比べかなり資産額が増えてまいりました。投資方針としては、投資信託を除いて基本的に配当重視の投資をしてきました。既に特定口座で複数の銘柄に分散投資しており、資産管理の手間や毎期届く郵便物の多さに悩まされていましたが2024年新NISAが始まることをきっかけに少額銘柄から売却を進め管理数を絞っています。少しずつ資産のシンプル化が進んでいます。そんな資産の選択と集中を進める上での自分なりの方針?銘柄選びの参考情報をここにまとめていこうと思います。

今まで行ってきた配当重視の投資を今後も継続していく予定です。

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投資の方向性・選定ポイント

新NISA「成長投資枠」

投資をするなら新NISAを利用しない手はありません。なんたって約20%も配当金にかかる税金が非課税になるのでね!

配当金を得るために個別株やETFを新NISAの成長投資枠でひたすら購入していきます。高配当投資をしていく上での考えや銘柄選定ポイントをまとめていきます

利回り

配当金目当ての投資なのでまず大事な配当利回りを確認です。とは言え、いったいどれくらいの利回りがあれば高配当と呼べるのか、自分ルールを設定していきます。基本的に自分は4%以上を目標にしています。

保有している銘柄で配当利回り4%以上なのはJT 4.46%、ソフトバンク4.38%、セブン銀行4.09%、イオンFS4.02%(2024/06/29現在)

ただ気をつけなければならないのが現在の配当利回りです。業績次第で増配されることもありますが逆に減配することも頭に入れておかなければなりません。

あとは配当利回りの算出の仕組み上、株価が下落している銘柄、つまり投資家から売られて人気のない株は利回りが高くなってしまいます。単純に配当利回りの高さだけで飛びついてはならないといつも自分に言い聞かせています

増配

先程、上記で利回りで銘柄を見極める事を説明しましたが、配当利回り4%以下の株は買わないのかと言うとそうではありません。あくまで選定要素の一つです。

実際には4%以下の銘柄を購入している方が遥かに多いです。今年4月から6月の3ヶ月の間に最も投資した銘柄は「日本電信電話(以下、NTT)」です。購入した時の利回りは3%弱〜3.5%の間です。これではマイルールである4%以上に当てはまりません。しかし、問題はありません。

ここは増配銘柄で「今は利回りが低くても増配と年数を重ね必然的に取得利回りが上がってくる銘柄です。」具体的に言うと14年連続増配を予定しています。

もちろん増配に絶対はありません!しかし、過去の増配実績から信用できると判断して投資しています。ゆっくりと時間をかけて利回りを高くする投資です。

配当性向

配当利回りだけで選ばず増配実績&増配の可能性でチョイスしている事を説明しました。

次はさらに増配の可能性を高め、最悪な減配という悲しい言葉を聞かなくていいように選定基準です。配当重視なので減配は天敵です。

その参考基準にしている項目が「配当性向」。

1株あたりの利益の内、何割を配当として支払っているかがわかります。ちなみに配当性向はPER✖️配当利回りで算出する事ができます。他にもありますが自分はこの方法で見ています。

最初に話した選定基準では、利回り4%以上のJTは配当性向75%程度です。利益の内75%も配当として支払っているため利回りが高く高配当銘柄と呼ばれています。

75%も配当として支払っているため業績が落ちた場合、減配リスクが高まります。

一方で、4%ルールにかすりもしない利回りであるNTTの配当性向は約40%程、つまりまだまだ配当金額を上げる余地があると言う事です。仮に業績が伸びなくても増配出来る余裕がある事があります。可能性は低いですが、配当性向40%なので業績が半分になったとしても現在の配当額を維持する事ができます。この場合は配当性向は80%に跳ね上がりJTと近い水準になりますね。

なので比較的、配当性向が高すぎない銘柄を選定基準の1つとしています。

EPSの推移

4つ目のポイントはEPSの推移です。

いくら増配の可能性が高い銘柄でも、ただ増配するだけではジワジワと配当性向が高まり、増配余力がなくなってきます。

そこでEPS!日本語に直すと「1株あたりの純利益」です。EPSが右肩上がりだと配当性向は上がらず維持したまま増配が可能です。

例 EPS100円(配当性向40%)=配当額40円

  EPS120円(配当性向40%)=配当額48円

このようにEPSが上がれば配当性向を上げ過ぎずに無理なく増配が可能なのである!なので業績が右肩上がりかどうかは選定ポイントとなってます。

自社株買い

右肩上がりの業績の他に、EPSが上がる自社株買いを行なっている事。業績が一定でも自社株買いを行なってくれるとEPSは高まります。つまり増配の可能性が高まります。これも大事な選定ポイントにしています。自社株買いが行われると株価上昇要因になります。保有銘柄ではNTTや東京海上HD、三菱商事等かなり自社株買いに積極的な企業が沢山あります。

指数から採用

高配当投資や増配による将来的な高配当投資。銘柄選びはかなり大変な時もあります。そんな時に参考にしているのが指数からの採用です。具体的に言うと、配当重視のETFに採用されている銘柄内から買っていく戦法です。この投資方法でのメリットは、今まで説明してきた銘柄の増配傾向や配当性向など調べる必要がほとんどないことです。もちろん採用銘柄内から調べて厳選する方法もありです。しかし、何種類か存在する配当重視系ETFにそれぞれ独自の採用ルールがありそれをクリアしてきているのである一定の厳選をクリアした企業と言えますので比較的安心して買って良いと思っています。

参考になるETFお及び指数の例

  • NF・日経高配当50ETF(1489)
  • TOPIX高配当40指数ETF(1651)
  • is MSCI ジャパン高配当利回り ETF(1478)
  • 日経連続増配株指数
  • 日経累進高配当株指数

他にもETFや指数はありますがサッとこんな感じでそれぞれ検索すれば採用基準だったり採用銘柄が出てくると思うのでそこから自分が気になる物を選定していく方法もあります。

2023年6月30日から算出されるようになった連続増配と累進高配当指数もなかなか面白そうな指数と思っており、この中から選定するのも非常にありだと思っています。

ただ気をつけなければならない事があり、それは年1回指数の組入替えが行われますが、素晴らしい採用銘柄の株価が上昇してしまい配当利回りが低下、そして除外される可能性があると言う事。そして逆に人気の少ない銘柄や業績が落ちて株価が下落、利回りが高くなった銘柄が採用される事もある点です。

日経累進高配当株指数の今年の6月に実際に行われた定期組入替え一覧がこちら↓

日経累進高配当指数の定期入れ替え

注目したいところが「三菱UFJフィナンシャルG」。自分も保有している銘柄ですがここ最近株価が好調で相対的に配当利回りが低下してきていました。ここは業績も好調で自社株買い&増配で株主還元に積極的です。そんな企業が排除され、ここ1年株価下落しているアステラス製薬が採用される結果になりました。指数のルールなので仕方ないことですが、高配当ETFや指数の罠として知っておく必要があります。

ETFで分散投資

先ほど触れたとおり採用される銘柄、除外される銘柄によってはデメリットもありますが、自動的に分散してくれるETF投資は管理が楽です。個別株を複数保有していると郵便物が山ほど届きますし、最悪の場合は企業の倒産なんて可能性も0ではありません。ETFならそのリスクを分散によって軽減可能で非常に扱いやすい商品です。また、今では1株から購入できるような証券会社も出てきていますが基本的に日本株は100株単位の購入になります。なので多くの資金を必要となりますが、ETFなら比較的少額で1口から購入できるものが多いです。コンスタントに積み立てていきやすいですね。

高配当ETFでは1489はかなり有名ですね。この商品を買うだけで50社に投資しているものなのである程度分散はできています。購入単価も2,000円台前後で買えます。

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